子どもたちの力~中越地震で見たもの [日常 雑記]
地震発生から1週間が過ぎました。
まだまだライフラインが復旧してない地域がたくさんあると思います。
ライフラインの復旧が進んだ地域もあるようで、
子どもたちの笑顔が少しずつだけど、新聞やテレビで見られるようになってきました。
避難生活が長くなってくると、今度は物の不足よりも、ストレスなど心のケアが必要になってくると思います。
昨日の朝刊に避難所となっている宮城・女川の小学校で、「手作りの授業」が始まったという、記事が掲載されていました。
避難している教師や高齢者、外国人などが先生役となり、落語やぞうきん作り、サッカーなど様々な授業を展開しているという。
子どもたちだけでなく、大人も加わりみんなで授業しているそうです。
子どもたちの笑顔が戻ると、大人もそれに癒されるようになります。
笑顔の奥底には、子どもたちの受けた大きな心の傷が残っていると思います。
その傷を癒すのは、大人の役目。
子どもたちの笑顔から癒される大人たち。
そして大人たちが子どもたちを癒す。
いいスパイラルが生まれて欲しいと願うばかりです。
中越地震でもたくさんの子どもの笑顔が被災者の力になっていました。
私が訪れた避難所で知り合ったおばあさん。
2歳の女の子と一緒にいました。
この女の子は、おばあさんのひ孫さんにあたるそうです。
話を聞くと、ほかの家族は倒壊した家の片付けや仕事にいっているため、自分が子どもをみている、と。
そして
「この子が楽しそうに遊んでくれていると私も安心できる」
と話していました。
「ひ孫さんと写真撮らせてもらえませんか」
と聞くと、少し照れながら了承してくれたので、ひ孫さんと一緒の写真を撮ることに。
少しの間でしたが、私がひ孫さんと一緒にお絵かきしたりして遊びました。
ひ孫さんが私になれてきたところで、パチリ。
楽しそうに遊ぶ2歳の女の子と、その姿を見つめるおばあさんの笑顔。
掲載された数日後、また同じ避難所を訪れると、
おばあさんからお礼を言われました。
一緒に避難するたくさんの人から、反響があったとのこと。
「すごく若く写ってる、ってみんなから言われた」
と笑っていました。
「ひ孫もよく撮れていて、これを見ると元気がでる」
と。
そらから、時々、私におばあさんから手紙が届くようになりました。
家族の近況、ひ孫の成長・・・・そして、「写真を大切にしています」「この子の笑顔が支えです」と、。
もちろん、私も返事を書いて、近況報告をしたりしていました。
その方が施設に入られたため、ささやかな文通は、今はとざえています。
残念ですが。
最後にいただいたお手紙は、ご家族の方からでした。
認知症が進み、私からの手紙もわからなかったそうです。
でも、あの日私が撮った写真は、大切そうに施設に持っていったそうで、時々うれしそうに眺めている・・・・というお話でした。
きっと、ひ孫さんも大きくなって、元気に成長して、今でも、おばあさんに元気を与えていることと思います。
ほかにも、たくさんの子どもの力を見ました。
全村避難した山古志村の子どもたち。
その子たちと会った前日、私はヘリで山古志上空を飛んでいました。
「昨日は、どこにいってきたの」
と聞かれ、山古志に行ったと答えると、たくさんの子たちが
「どうなっているか、教えてほしい」
といわれました。
その時、状況を話すことを少し躊躇したのですが、子どもたちは、
「ひどいことになっているのは、テレビで見たから知っている。今が知りたい」
と。
復旧の進み具合、まだ復旧できずにいる場所を話すと、子どもたちがどんどん質問をしてきました。
そして、その子たちは
「絶対にまた村に帰りたい。どんなひどいことになっていても、絶対に帰る」
「大人になったら、私たちがなんとかする」
力強く話してくれました。
とても頼もしかった。
彼らの中には、家族で村を離れた人もいると思います。
でも、きっと、いくつになっても、どんな場所にいても、その時の思いは忘れないと思います。
今、東北各地で被災している子どもたちが、これから復興の力になっていくことでしょう。
子どもたちの力で大人も元気になる、大人が元気になれば、子どもの力になる。
そして、子どもたちが成長し、復興の力になる・・・・。
「あさイチ」の放送再開初回で紹介されたFAX。
中越地震、中越沖地震を経験したお母さんからでした。
「子どもだちは元気に見えても、心に傷を負っています。
自分の子、そしてまわりの子をしっかり抱きしめてあげてください」
という内容だったと思います。
子どもの心の傷が癒え、復興への力になるよう
いいスパイラルが生まれて欲しいと思います。
たくさんの傷ついた子どもの心が癒され、活力になるように、願うばかりです。
まだまだライフラインが復旧してない地域がたくさんあると思います。
ライフラインの復旧が進んだ地域もあるようで、
子どもたちの笑顔が少しずつだけど、新聞やテレビで見られるようになってきました。
避難生活が長くなってくると、今度は物の不足よりも、ストレスなど心のケアが必要になってくると思います。
昨日の朝刊に避難所となっている宮城・女川の小学校で、「手作りの授業」が始まったという、記事が掲載されていました。
避難している教師や高齢者、外国人などが先生役となり、落語やぞうきん作り、サッカーなど様々な授業を展開しているという。
子どもたちだけでなく、大人も加わりみんなで授業しているそうです。
子どもたちの笑顔が戻ると、大人もそれに癒されるようになります。
笑顔の奥底には、子どもたちの受けた大きな心の傷が残っていると思います。
その傷を癒すのは、大人の役目。
子どもたちの笑顔から癒される大人たち。
そして大人たちが子どもたちを癒す。
いいスパイラルが生まれて欲しいと願うばかりです。
中越地震でもたくさんの子どもの笑顔が被災者の力になっていました。
私が訪れた避難所で知り合ったおばあさん。
2歳の女の子と一緒にいました。
この女の子は、おばあさんのひ孫さんにあたるそうです。
話を聞くと、ほかの家族は倒壊した家の片付けや仕事にいっているため、自分が子どもをみている、と。
そして
「この子が楽しそうに遊んでくれていると私も安心できる」
と話していました。
「ひ孫さんと写真撮らせてもらえませんか」
と聞くと、少し照れながら了承してくれたので、ひ孫さんと一緒の写真を撮ることに。
少しの間でしたが、私がひ孫さんと一緒にお絵かきしたりして遊びました。
ひ孫さんが私になれてきたところで、パチリ。
楽しそうに遊ぶ2歳の女の子と、その姿を見つめるおばあさんの笑顔。
掲載された数日後、また同じ避難所を訪れると、
おばあさんからお礼を言われました。
一緒に避難するたくさんの人から、反響があったとのこと。
「すごく若く写ってる、ってみんなから言われた」
と笑っていました。
「ひ孫もよく撮れていて、これを見ると元気がでる」
と。
そらから、時々、私におばあさんから手紙が届くようになりました。
家族の近況、ひ孫の成長・・・・そして、「写真を大切にしています」「この子の笑顔が支えです」と、。
もちろん、私も返事を書いて、近況報告をしたりしていました。
その方が施設に入られたため、ささやかな文通は、今はとざえています。
残念ですが。
最後にいただいたお手紙は、ご家族の方からでした。
認知症が進み、私からの手紙もわからなかったそうです。
でも、あの日私が撮った写真は、大切そうに施設に持っていったそうで、時々うれしそうに眺めている・・・・というお話でした。
きっと、ひ孫さんも大きくなって、元気に成長して、今でも、おばあさんに元気を与えていることと思います。
ほかにも、たくさんの子どもの力を見ました。
全村避難した山古志村の子どもたち。
その子たちと会った前日、私はヘリで山古志上空を飛んでいました。
「昨日は、どこにいってきたの」
と聞かれ、山古志に行ったと答えると、たくさんの子たちが
「どうなっているか、教えてほしい」
といわれました。
その時、状況を話すことを少し躊躇したのですが、子どもたちは、
「ひどいことになっているのは、テレビで見たから知っている。今が知りたい」
と。
復旧の進み具合、まだ復旧できずにいる場所を話すと、子どもたちがどんどん質問をしてきました。
そして、その子たちは
「絶対にまた村に帰りたい。どんなひどいことになっていても、絶対に帰る」
「大人になったら、私たちがなんとかする」
力強く話してくれました。
とても頼もしかった。
彼らの中には、家族で村を離れた人もいると思います。
でも、きっと、いくつになっても、どんな場所にいても、その時の思いは忘れないと思います。
今、東北各地で被災している子どもたちが、これから復興の力になっていくことでしょう。
子どもたちの力で大人も元気になる、大人が元気になれば、子どもの力になる。
そして、子どもたちが成長し、復興の力になる・・・・。
「あさイチ」の放送再開初回で紹介されたFAX。
中越地震、中越沖地震を経験したお母さんからでした。
「子どもだちは元気に見えても、心に傷を負っています。
自分の子、そしてまわりの子をしっかり抱きしめてあげてください」
という内容だったと思います。
子どもの心の傷が癒え、復興への力になるよう
いいスパイラルが生まれて欲しいと思います。
たくさんの傷ついた子どもの心が癒され、活力になるように、願うばかりです。
2011-03-20 12:22
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