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映画メモ [映画]

すっかり映画の世界にこもっています。
ひさびさに映画の世界に戻ってきている感じです。
やっぱり映画は見ておかないとダメだな・・私は。


CSの契約をちょっと変えたりして見られるものが増えたので、家にいる時は、映画をなにかつけている状態です。そのためテレビドラマには、まったく追い付けない(笑)まあ、しかたない。


感想までまとめていられないので、
ざっと最近見たものを。もちろんDVDがほとんどで、映画館では少ないですが。
備忘録として記録。
完全に私的メモのようなものです。

5月1日から、7月3日現在で

「劇場版神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まない」
「大鹿村騒動記」
「キラー・インサイド・ミー」
「母なる証明」
「瞳の奥の秘密」
「阪急電車~片道15分の奇跡」
「モンゴル」
「世界で一番不運で幸せな私」
「永遠の僕たち」
「すべては狂っている」
「ダージリン急行」
「君と歩こう」
「あぜ道のダンディ」
「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
「恋の罪」
「SOMEWHERE」
「真幸くあらば」
「ウィンターズボーン」
「炎上」
「シーサイドモーテル」
「漫才ギャング」
「半分の月がのぼる空」
「サイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者」
「灼熱の魂」
「君を想って海をゆく」
「うさぎドロップ」
「シルビアのいる街で」
「誘拐ラプソディー」
「ソラニン」
「近頃なぜかチャールストン」
「真夏のオリオン」

・・・・・と、まあ国も年代もみごとにバラバラ・・・。

「サイタマノラッパー3」は、期待通り、おもしろかった。
マイティー!!!よかったよ!!

あとは、期待していなかったんだけど
「灼熱の魂」
これ、すごい。
カナダの映画なんだけど、すごかった。
アカデミー外国語映画賞のノミネートで結局逃しているんだけど、これはなかなかすごい。
ひさびさに、サスペンス的な作品で、いい感じのずっしり感のある映画というか。

次に見たいのもメモしておこう。
「苦役列車」「彼女が消えた浜辺」「探偵はBARにいる」」「ソフィアの夜明け」「RIVER」「CUT」「白いリボン」
「シチリアシチリア」
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三島映画 [映画]

更新はしているものの、郁人話が少なくてすみません・・。
雑誌系はチェックはしました・・。
少クラも見ました。
まあ、そこはどうで、みんなが見ているだろうし、またゆるゆると。


・・・・今日は休み。

というわけで・・・・

朝、けっこうしっかり目が覚めたので、
あさイチを見て、

小雨と風が吹く中、
イースタンユースを聞きながら、朝から、三島由紀夫の映画を見にいこうとしている私は、結構ワイルドではなかろうか・・・・・と思うが、あんまり通じないね!!(笑)


「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
を見てきました。

いやあ・・・・・・不覚にも泣いてしまった。
感動とか、そういうのとはまったく別。苦しい・・・、切ない・・・・。

これも時間があったらじっくり書きたい感じではあります。

若松孝二だし、予想はしていたけど・・・
濃い・・・・なかなか濃い。

ARATAがこの映画をきっかけに本名の井浦新に名を変えた・・・というだけあって・・。
なかなかもって、いいのです。すごいのです。
初めて映画出演した「ワンダフルライフ」が大好きなので、何度も見ていますが、いやーーー・・・・すごいいい役者になったなあ・・・としみじみ。

そして、森田必勝役の満島真之介がすごくよかった。
この人、満島ひかりの弟だよね。
なかなかもって、この配役はすばらしかった。

たぶん賛否分かれるでしょう。
実在の人物、実際にあった事件を題材にしている以上、意見も感想も様々だと思います。
良い悪い、映画としていろいろな評価はあれど、さまざまな意見があることが重要なのかな・・・と思います。
みんなが「泣けた!!」「感動した!!」とかの一辺倒な感想しかない映画はなにか物足りない。
1本の映画を通して、様々な思いをそれぞれが持つ・・・・だから、映画はおもしろい。

やっぱりこういう映画はスクリーンでみたいな・・と思う。

・・・さ、そこそこ濃いものを見たので、
次に見に行く映画は、来週の「サイタマノラッパー3」だな(笑)
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GWの真ん中 [映画]

だいぶ遅くなりましたが、コメントいただいた方々へレスしました!いつもありがとうございます!


GWの真ん中ですねー。
だいぶ長いお休みの方も多いようで、街中は混んでますね。。
昨日、今日は仕事、って人も多いでしょう。昨日はメーデーだし。

連休ではないのですが、GW期間中、2日はお休みがあります。

一昨日はやすみだったので、映画をみてきました。

豊田利晃監督、瑛太主演「モンスターズクラブ」。
まあ、そこそこおもしろかったです。

…で、映画を最近みてないので、レンタルもして帰りました。


ずっと見たかった平野勝之監督の「監督失格」。

いやあ…ながら見しようとしたんですが、これ、ながら見では無理。かなり真剣に見入ってしまいました。

林由美香さんというAV女優と不倫関係にあった平野監督が、由美香さん亡き後、二人の年月を振り返るというドキュメンタリー。


二人で北海道を自転車で旅する「由美香」という映画で、大学時代に二人のことを知りました。


…これがまた…大学の映像論の授業で知ったという…さらにAV作品を再編集した劇場版映画であったため、ほぼ授業では流せなず「気になる人は探して」というなかなかな感じでした…。

その後、別の女性と旅をした「流れ者図鑑」、一人で監督が真冬の北海道を自転車で旅した「白Thewhite」という作品を撮影。平野勝之自転車3部作として、高い評価を得ています。

2006年、35歳の誕生日を目前にし由美香さんがお亡くなりになりました。睡眠薬と酒での事故死。

自室で亡くなられた由美香さんを最初に見つけたのが平野監督と由美香さんのお母さんでした。

その時に撮影されていた映像は、封印され、平野監督は、撮ることやめました。

かつて、二人のケンカをとることができなかった監督を「監督失格だね」といった由美香さん。


撮れなくなってしまった監督はまさに「監督失格」なのでしょう。


映像が解禁され、このドキュメンタリー映画を制作することになった平野監督の復帰作になった映画です。

同じく由美香さんを題材にした「あんにょん由美香」という映画もそうでしたが、本当に多くの人に愛された由美香さん。


なぜ、こんなに多くの人が彼女に魅了されるのか。
そんな思いから、一連の作品に興味を持ち、何作かみてきました。
はっきりした答えは、一言では言えませんが、この映画には、多くの人の思いや愛が詰まっていました。
だからこそみえる、由美香さんの不在の大きさ…切なかったです。


久々に、すさまじく心を揺さぶられた感じ。


激しい性描写などはありませんし、レンタルの新作の棚に普通に並べられてます。

最近、ドキュメンタリーとか映画にも少し疎くなってますが、昨年公開された映画は「エンディングノート」といい「監督失格」といい、もしや、ドキュメンタリーが豊作な年だったのだろうか。
まだまだでてきそうだな…。

あ、あと、
ドキュメンタリーではないですが「劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まない」もおもしろかった。

「サイタマのラッパー」と同じ入江悠監督。さすが。1作め、2作めも良かったし、「サイタマのラッパー」の新作がみたいなあー。
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少年よ、生きろ [映画]

今日は、お休み~。
連勤が終わったので、なんかこう開放された感じ~。

そんな今日は、
大学時代の先輩のおうちにお邪魔してきました。

こっちに引っ越してきてから、「遊びにいきます!」と言ったまま、なかなか行けなかったのですが、
先輩が育休中じゃないとなかなか時間がとれなくなる・・・ということに気付き、思い立って昨日連絡。で、やっと遊びにいけました。
・・・で、ちびっこと遊んできました。
先輩が育休中にもう1回、ちびっこに会いにいこう。

そのまま、ちと電気屋により、
家に帰ってご飯食べて、そのままダッシュでレイトショーを見に映画館へ。

映画なんで、「映画版」ブログに書きたいけど、あっちに書くには、
かなーり気合がいるので、こっちに感想をちゃちゃっと。

新年一発目、映画館での映画は。

園子温監督の話題作「ヒミズ」

主演の染谷将太くんと二階堂ふみさんが、
ベネチアで新人賞をW受賞した映画です。

いやあ・・・・・。

なんかすごかった・・・。

園子温作品は、「自殺サークル」「愛のむきだし」「寂しい熱帯魚」など、ポツポツ見てますが、
今回も、強烈。

暴力も多いし、好き嫌いがぱッつり別れる映画でしょう。

「少年よ、生きろ」

・・・この言葉に尽きるかな。

ゆがんだ社会の中の、ずれた人たちの中で、生きる少年。
そして、その少年を慕う少女。
母親に捨てられ、父親に「死んでくれ」と言われた少年は、父を殺してしまう。
自分の生きた証を残すため、社会の悪を殺そうとして街を徘徊する少年。
少年の行動に気付き、心に寄り添おうとする少女・・・。

主演2人はよかった。
特に、染谷くんは、目も強く、異常性も一瞬見える明るさも、ぐっとくるもんがあった。

3.11後にクランクインし、内容を急遽書き換えたので、
被災地が舞台。
被災地の描き方に対しては、賛否両論ありそうな感じがするが、荒廃していく少年の心とリンクしていくつくりになっていたような気がする。

「生きろ」
ラストシーンのストレートな描写に、光が見え、少し救われた気がした。
ストレート、とにかくド直球。このド直球さが、ぐっときた。
なんか、ちょっと響いた。ぐっときたわ。


・・・・・・・・・・・・にしても、やっぱり強烈だったなあ・・・。
あ、でもやっぱり私は、「愛のむきだし」の方が個人的には好きかも。

ああ、見たい映画がいっぱいある。

ちょいちょいいきたいなあ。
とりあえず、見たいもの、覚書しておこう・・・。

「永遠の僕たち」
「50/50」
「CUT」
「KOTOKO]
「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」
「劇場版 神聖かまってちゃん」
「恋の罪」
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映画「エンディングノート」 [映画]

映画なので、ほんとは、映画版の方に書くべしなのですが、向こうに書くとちゃんと書かなきゃ!!という思いが働くので、こっちにさくっと。

きょうはお休みだった上に、火曜レディースデーだったので、「エンディングノート」を見てきました。

「あさイチ」でも取り上げられたり・・・と各地でちょっと話題になっているこの映画。
思っていた以上によかった、というのが最初の感想。


末期がんを告知された父が亡くなるまでを、実の娘が取り続けたドキュメンタリーです。
「段取り命」で働き続けた父の死に至るまでの「段取り」を、軽快に、時にはユーモラスに描いています。


「家族を撮ったドキュメンタリー」というのは、実に私的なもので、砂田監督自身、もともと公開の意志はなかったというこの作品。是枝監督のプロデュースで公開へつながっていったそうです。


私自身、ごくごく私的な、この種のドキュメンタリーは、ある種の「ずるさ」のようなものを感じることが多く、あまり好みではないのですが、この作品は、そのような「ずるさ」は全く感じられませんでした。

むしろ、娘の視点ではありますが、実によく構成されたドキュメンタリーであり、
「物語」としても成立している、ほんとに良く出来た作品として成立していました。

死後の知人への連絡、自分の葬儀のシミュレーション、財産、など、本当に段取りよくマニュアル化していった姿は、死へ向かっていくのとは逆に、残された時間を懸命に生きる命の輝きを感じさせてくれます。

そして、家族の前で淡々と日常を生きていく姿は、家族への愛情にあふれていました。

カメラを通して対峙する父と娘。
「撮り続ける」ということに対しては、賛否両論はあるでしょう。
「こんなときにまでカメラを回さなくても」と思う人もいるとは思います。

しかし、カメラがあったからこそ、撮り続けることで見える、父娘の姿というのもそこには存在するのではないかと思います。
父が残したエンディングノートとともに、残った膨大な量の記録映像は、家族の大切な宝物になることでしょう。

この映画は、フリーの助監督として仕事を続けてきた娘への父からの最期のプレゼントなのかもしれません。
初監督作品とという大きなプレゼントを遺していったのではないでしょうか。


もう、途中から、涙が止まりませんでした。
まさに、笑いながら泣く、泣いては笑う・・そんな感じ。


「泣ける映画」という分類が存在しますが、
「泣ける映画」が昨今では「泣かせる映画」になってきています。
泣かせる要素をふんだんに取り込んだ映画が多く、逆に寒々しさすら感じることも多くなりました。
その点、この映画は本来の意味での「泣ける」映画として、どストレートに存在しています。
こう、なんというか「ぐっ」とくる感じ。


ただ、ちょっと感じたのは、このご家庭は、比較的、裕福なおうちであるかと思います。
生活の隅々に感じられる雰囲気に、共感できない人もいるのかな・・・というのは、少し頭をよぎりました。
でも、そういうことを越えるパワーはある映画なのかな・・・と思える力強さのようなものも感じとれました。


うん、いい映画でしたわ。



そして、きょう、映画館で見つけた「三大映画祭週間2011」のチラシ。
これ、各地で巡回上映されているようですが、このチラシに書かれていた話はちょっと思うところがありましたわ。

↓↓↓↓↓

かつて日本は世界でもっとも多様な映画を鑑賞することができる映画国家だった。しかし、経済の停滞とともに、多くのミニシアターが閉館し、ハリウッド映画や邦画の拡大公開がスクリーンの大半を占めている。その結果、世界最高峰の三大映画祭で有力な賞を受賞した傑作でさえ日本に紹介される機会は少なくなっている。

↑↑↑↑

これ、ほんとそうなんだよね・・・。

ここ2、3年くらいでミニシアターが続々閉館していて、シネコンでかかる映画は、同じ作品ばかり。
日本映画全体では興行収入は悪くないとしても、結局お金のかかったテレビドラマの延長でしかない映画ばかりが興行収入をかせいでいて、小さくてもいい映画には人は入らない・・・。

映画好きとしては、けっこう残念なこと。

ここ数年、映画館にいく足が、遠のいているのは、そのへんもあるんだよなあ。。
見たい映画が少ない。かろうじてDVDなんかでは見られたりするときもあるけど、さみしいなあ。

予算規模も少なくて、スターも出ていなくて、
難解でも、いい映画ってすごくたくさんあるんだけど、
見る機会がなきゃ、どうしようもないんだよね。

DVDやCSでもいいから、見られる範囲で、いいものも駄作も映画はやっぱり見て行きたいな・・・と思うきょうこのごろ・・・・・。
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SP 革命篇 [映画]

「SP 革命篇」を先日見ました。

**以下・・・・ネタバレしていると思います。

まだ、見ていない方は、見ないほうがいいと思います。


***********

ドラマから続いた「SP」の集大成。
すべての謎が明らかに・・・という最終章。


私の感想を簡単に言うと


娯楽作としては、見応え十分。
娯楽大作であることは間違えないが、娯楽作以上ではない。


と言ったところかな・・・と・。

映画で見るなら、普通におもしろい。
しっかり楽しめる。
ただ「普通」におもしろいというレベルで、傑作とか、日本の映画史の歴史に・・・などという感じではない・・・。


アクションを売りにした野望篇に比べると、確実に良作。
話もテンポがいいし、ドラマや「野望篇」を見ていなくても、十分楽しめると思う。


アクションも、野望篇より、私は、革命篇の方がおもしろかった。
岡田が習得してきた、シュートとか、カリとか、ジークンドーって、おそらく野望篇のような派手なアクションで見るより、革命篇のような、実践的な場面の方が、見せ場が多い気がした。
(格闘技に関しては、まったく知識がないので、あくまで見た感想でしかないが)
岡田の武術の動きや、技を見るなら、革命篇を私はおススメしたいと思う。


今までの「謎」の部分に関して、丁寧に描かれているので、消化不良感も特にない。
CMでも流れている「すべての謎は明らかに」というのも、今までとは違い、今回は本当にそうなので、スッキリ。


ただ、残念なのは、国会を占拠してまでテロを起こすわりには、話が小さいというか・・・結局は、尾形の仇討ちという、見事なほど個人的なことであった・・・という点が惜しい。


最初にスクリーンに映し出される言葉が、だからこそ効いてくる・・・というのはあるが。


「大義」「革命」だとか、大きなスケールを想像させる言葉がちりばめられていたわりには、全体にこじんまりしたなあ・・・という感じは否めない。


スピード感、アクション・・・と楽しめる要素は十分。
娯楽作としては、楽しめるが、それ以上のものを得られなかった・・・という点において、残念かな・・・。


いろいろと事情があって、ドラマ終了後、3年の時間が空いたのはしかたないが、これだったら・・・・正直、ドラマスペシャルでも十分だったのではないか・・・・という気持ちも正直生まれてしまった。
もともと私は「野望篇」の評価が低いので・・・映画でやるんなら、2部作にする必要はなかった・・・と思う。「革命篇」をみて、その思いは強くなった。


岡田も、金城氏も・・・これでいいのかな・・・・。
なんか、ちょっと残念・・・・。
もっと、肉厚なものを期待していただけに・・・・普通におもしろかったけど、もっともっと、映画らしい映画・・・というか、「濃い」映画を作って欲しいなと思う。

今後に期待しよう。



************

こっそり、別のブログを作っていました。
見事なくらい更新されないのですが、今まで、こっちにまとめていた「映画」ジャンルを別にわけることにしました。
↓↓
アタシミヤコ~映画版

更新は遅いです(笑)
アカウントをもっていたので、活用してみることにしました。
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2010をふりかえる その1 映画 [映画]

2010年もあと数日・・・

というわけで、今年の覚書。

今年見た映画から。

DVD、CS、BS、2回目、3回目のものなんでも混ざって、とにかく、今年みたもの。ってことで。

これはあくまで私の記録用(笑)
そして、大晦日までに更新されたら、こっそり追加予定



・サマータイムブルース  ・砂の器 ・感染列島 ・SOUL RED松田優作 ・野獣死すべし

・デトロイトメタルシティ  ・イカとクジラ  ・あんにょん由美香  ・今度は愛妻家  ・愛のむきだし

・長江哀歌   ・人間失格  ・人のセックスを笑うな ・インスタント沼  ・パークエンドラブホテル

・初恋  ・ベティ・ペイジ  ・アンヴィル  ・マイティハート  ・ジェリー ・いつまでも二人で

・モン・パリ  ・ハチ公物語  ・Litle DJ 小さな恋の物語  ・ワンダフルライフ ・トルパン

・プロデューサーズ ・ケンタとジュンとカヨちゃんの国  ・フラワーズ  ・テス  ・シーズ・ソー・ラブリー

・かずら  ・ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 ・私は猫ストーカー ・色即ぜねれいしょん ・レスラー

・たまゆらの女  ・NANA  ・NANA2  ・東京暗黒街 竹の家  ・ディパーテッド

・キャタピラー  ・ブレス  ・マリア・カラス最後の恋 ・ストレンジャー ザン パラダイス ・氷点

・ハナミズキ  ・天使の恋  ・燃えよドラゴン ・THIS IS IT  ・インファナル アフェア

・インファナル アフェアⅡ ・インファナル アフェアⅢ ・恋する惑星 ・告白  ・BOX! ・セルピコ

・ルディ~涙のウイニングラン ・女は女である ・エグザイル/絆 ・私がクマにキレた理由

・セックスアンドザシティー ・ヤギと男と男と壁と ・リリィシュシュのすべて ・ブロークンイングリッシュ

・SP野望編 ・ふたりのトスカーナ ・さんかく ・onceダブリンの街角で ・マルタのやさしい刺繍

・変身 ・パラノーマルエンティティ ・ポリスストーリー ・ポリスストーリー3 ・花より男子ファイナル

・大洗にも星は降るなり ・阿修羅のごとく ・ワルボロ ・クローズZERO2 ・東京フレンズ

・チャイニーズゴーストストーリー ・チャイニーズ~2 ・チャイニーズ~3


うーーん・・・・・もう一歩。
目標本数とどかず・・・・・・。

こうやって並べると、ほんとなんでもアリだな・・・・自分。
そして、映画館に足を運ばなくなったな・・・としみじみ思う。

この中で私のヒットは

「インファナル アフェア」
「愛のむきだし」
「色即ぜねれいしょん」
「ブレス」

あたり・・・だろうか・・・・・。


永遠の上位は
「ワンダフルライフ」
「ルディ 涙のウイニングラン」
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SP THE MOVIE 野望編 [映画]

以下、ネタバレ含みます。
ご注意ください。

あくまで、私の感想です。
レポではありません。

厳しいことも言っているので。


↓↓↓↓


ドラマ「SP」の映画版。
ドラマシリーズのラストシーン、「すべては大義のためだ」という言葉を残した尾形係長に対する、井上の懐疑心。
いったい、尾形の言う「大義」とは・・・。
そして、おなじみのSPの仲間たちにも危険が忍び寄る・・・。

ドラマの延長線として作られた映画版「SP」。
野望編、春公開の革命編の2本で完結する形になります。



私の感想は、「惜しい」。
実に惜しい。
普通に楽しめる娯楽映画ではある。
ただ「普通に」楽しめる・・・というもので、正直、「大絶賛」というものではない、というところだろうか。




冒頭20分?、続くアクションシーン。


岡田の肉体改造は、このためにあったのか・・・・という、スタントなしのアクションが続きます。
路上、トラックの2台、地下鉄・・・と、岡田演じる井上と、テロリストとの戦いが続きます。

岡田と脚本の金城一紀氏が「日本のアクション映画を変えよう」と練りに練ったアクションシーン、スタントなしで挑んでいるだけあって、見応えはあります。

ただ、ここが実に「惜しい」。


臨場感を出すためのためか、ブレやスピード感を重視したカメラワーク。
これは、見ている側にも臨場感が伝わり、緊張感を持たせる技としての力を発揮している。


しかし、その反面、アクションが見えない。
早いカメラワークを、上半身アップくらいの状態で動きを追うのだが、とにかく見ずらい。



そこがもったいない・・と思える第1点。


しっかりつくったアクションシーン。
綿密に計算され、最新のハリウッド技術を使ったアクションであるのなら、なおのこと、もっとじっくり楽しみたい、というのが、私の感想。



引きでいいから、じっくり見たい。あれだけのアクションをやったのなら、もっと撮り方があるのではないか・・・という意味で、もったいなさを感じる。アクションが本物であるのなら、なおのこと、じっくり見たい。そのほうが、より迫力のあるシーンが見られるのではないか、と思ってしまう。



映画は、金をかければ派手なものは作れる。
金をかければ、スケールを大きくすれば、映画っぽい映画や、迫力だってはつくることはできる。


でも、岡田が今回挑んだのは、「生」のアクション。

これは、お金をかければできるものではない。
岡田准一という俳優、生身の人間の挑戦である。

制作規模とか、お金とか・・・・でできる迫力や派手さとは違う、かけがえのない物を持っているはず。
そこをもっともっと生かしてくれるカメラワークや映像で、じっくり見たかった。

ジャッキー・チェンとか、ブルース・リーとかのアクション映画に今もたくさんのファンがいるのは、彼らが、生身で挑んだアクションシーンだということの魅力もあると思う。
もう30年前くらいに撮られた映画だから、撮り方はとってもシンプル。
最新の技術を使っているわけではない。
それでも、見応えあるのは、「生」のアクションだからだと思う。

岡田が今回挑んだアクションは、その種のものだと思う。
そこをもっとじっくり見たかった。



そして、アクションにこだわったせいか、大方のストーリーが早い段階で読めてしまったことが第2の残念な点。
ドラマから見ないとわからない伏線が多いせいか、今回のストーリーは実に単純、というかわかりやすい。
その分、ドラマを見ていない人には「何?」という点がとても多くなる。



個人的には、「映画は映画」「ドラマはドラマ」で、「ドラマの延長での映画」は作ってほしくない主義なので、ドラマの内容はドラマで完結してほしい。
ドラマを完結した上で、新たなストーリーとして映画を作ってほしい。


そんな主義なので、ドラマを見ていない人が「置いてきぼり」になる映画ではなく、ドラマを見ていなくても、映画だけで楽しめる映画を作ってほしかった。




そして、最も残念だった点。


ビルの上のテロリストと尾形と対峙した井上の叫び。
あの朝日とともに響く井上の叫び。

この映画で私が最も良かったと思うシーン。

・・・・・・ただ・・・・・・・ここで終わりにして欲しかった・・・・・・。


これで終わったら、残念感は薄かった。



その直後・・・・・・・・・・・・・・・


次の革命編の予告。


あの予告編で、すべての余韻台無し・・・・・。
静かにエンドロールに入ってくれれば、まだ、次の革命編への期待も持てた。
・・・が、あの予告編の入り方はない。
なんか、あざとい・・・というか、、、すっかり興ざめ。

しかも、ああ・・・・次は、こうなるのね・・・・というのが見えてしまっている。

私は、予告編が入ったことで、次の「革命編」がはやくみたい、という気持ちはスーーっと引いていった。


せめて、エンドロールの後に入れてくれ・・・・。


予告編がすぐに入ったことが、最大の残念な点・・・・。


ただ、これまでに岡田が費やした努力の日々や肉体改造など、賞賛すべきところもたくさんある。
スタントなしで、アクションに挑んだことに対しては拍手を送りたい。


なので、娯楽作としては、けっこう気楽に楽しめたので、
☆5つ、あるとしたら、☆2つ半か、3つってとこだろうか。



「日本映画に新しいアクション映画をつくりたい」その意気込みはすごくわかる。
それに挑戦したことは評価したい。


世界中には、もっともっとおもしろいアクション映画はある。
スタントなしで挑むアクションもたくさんある。


映画として上映される以上、それらの映画と並んで勝負する・・・ということなんだな・・・ということを改めて実感した。なので、どうしても、手放しの賞賛はできない・・・・・というのが、私の感想です。
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「THIS IS IT」を見た [映画]

今さらなんですが・・・・・


今さらながら「THIS IS IT」を見ました。

話題になってからどんだけたってんだよ、って話ですが。


マイケル・ジョクソンについては、私自身、詳しくないし、語るべきことはもっと語るべき人たちがいると思うので・・・・あれですが・・・・・


世界中で、たくさんの愛される人には、愛されるなりの理由があるんだな・・・・と。


世界中から集まった人の中から選ばれ、
「MJと踊れるなんて」
「ずっと夢だった」
と熱く語るダンサーや、バックコーラスの人たち。

マイケルに愛を持って、盛り上げるスタッフたち。


「未知のステージを観客に見せよう」という熱さ。
完璧なステージを目指す思い。


近年、スキャンダル的なことが多く、一番前に出てきてしまっているイメージが正直あったけど、スキャンダラスな面も含めても、愛されるべき人柄だったのかな・・・と思いました。


完璧なステージに情熱を傾けるMJという人の、人生の一部を見せてもらう・・・そんな感じの映画かな・・・。



なぜ、突然、この映画を見ようと思ったか・・・・
その理由は実に簡単で。


今年の「プレゾン」を見て、やたらといろんなところで姿を見たトラビスさんや助手のステイシーさんの仕事をちょっと見てみたかったから。


トラビス登場はそれほど多くはないのですが、
やっぱりステージを作りあげる上で重要なダンス。
ダンスや指導の様子を見ながら、「トラビスすげーー!!」と普通に感動。
そして、プレゾンで飛び入りで登場したステイシーさんの踊りをたまたま見られたことは、「ラッキー」と(笑)。


トラビスが、ダンサーたちに
「MJの一部となれ」
と話していて・・・・なるほどな・・・と。


バックダンサーの仕事って、本来はそうなんだろうな・・・と。


でも、ジャニーズの場合は、バックダンサーは、彼らがチャンスをつかむためのアピールの場でもある。
そのへんの絡みというか、なかなか難しいな・・・と思ったりもしていた。


なにはともあれ
「MJ」というひとつのジャンルともいえる人と仕事をしてきたトラビスの指導を受けられたことは、彼らにとってすごく素晴らしいことなのだ・・・ということも改めて思いました、うん。


いろんな意味で興味深かったな。
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堕ちていくほど、美しい。 「人間失格」 [映画]

「人間失格」見てきました。


「堕ちていくほど、美しい」

このキャッチコピーにつきます。

好きか、嫌いかといわれたら、私は好きなほうかな。

原作ファン、太宰ファンはどうなんだろう・・・・
賛否両論かもしれません。

太宰の「人間失格」は、葉蔵の独り語りで語られていきます。
なので、微妙な心の変化も含めて、葉蔵の視点で進められる物語。

それに比べ、映画「人間失格」は「堕ちてゆく」葉蔵を客観的に眺めていく物語。

なので、太宰の作品をモチーフにした「荒戸版 人間失格」というのが良いかな。

前作「赤目四十八瀧心中未遂」のときの監督インタビューで何度か語られていた「消え行くものの美」という監督の視点が今回も徹底して発揮されている感じかな。


映像が画面全体に暗めなのですが、「赤」という色が実に効果的に使われています。

「赤」という生命力に満ち溢れたパワーのある色。

死への願望の強い葉蔵が「生きる」という現実と向き合うときに、現れるこの「赤」という色。
私には、葉蔵と「生」のつながりを表すかのように感じられました。

葉蔵に最初に女を意識させる女性の着物
下宿先の世話役の女性の服、飾る花
口紅の色
金魚


そして、森田剛演じる中原中也のマフラー。
「もう少しだけ生きたい」そうつぶやく中也。

中也と葉蔵が眺めた、散っていく無数の赤と白の花びら。
まるで、堕ちていく葉蔵と死にゆく中也を象徴するかのように花びらは散る。
(ちなみにここ一番好きかも)


女中と心中をするときの赤い糸。
一緒につながれていたはずなのに、葉蔵だけが生き残る。
葉蔵は何の縁か、再び「生」へ引き戻される。

そして、雪の中に舞った、葉蔵の血の赤。
生きてるからこそ血は流れる。
そして、死を意識すればするほど、感じる「生」という現実。


そんなに、たくさんでてくるわけではないけど、時々、でてくる「赤」がほんとに印象的でした。


映像は美しいです。
とにかく、画面にスキがない。
はじっこまで、実に計算されてよく作られている。
そして、ふすまやガラス、屋根の高さ、ベランダの柵など横の線と縦の線が実にしっかりしていて、美しい。
最近多い、手持ちのカメラでの映像のようなまったくなく、計算されつくした世界。
こういうきっちりした画面作りは、嫌いではないので、実に心地よく見られました。



説明が少ない上に、人間失格コンパクト版のように進んでいくので、退屈に感じる人は、退屈に感じるかも。
ただ、私は、こういう、ある意味どうでもいいことを考えることは、嫌いではないので、なかなか有意義な時間でした。


あとは

柄本佑くんは、やっぱり映画のほうが、抜群にいいと思う。
大楠道代さんは、バーカウンターの中が実に似合う。
斗真が思ったよりよかった。
実際の中也像とはイメージが違うかもしれないが、森田剛は、森田剛の中也として、存在していたと思う。
麿さんを見るとなんかうれしくなる。
さっきも言ったけど、中也と葉蔵と散る花がほんとに美しかった。




そして・・・・女中常子役・・・



寺島しのぶさん、「キャタピラー」でのベルリン主演女優賞、おめでとうございます!!


すごいよ、これ。




寺島さん、森田剛、柄本くんがでていた「人間失格」。
そして、寺島さんも剛も、柄本くんも現在「血は立ったまま眠っている」に出演中。


はい!つながった!!
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