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かぞくのくに [映画]

ジャニヲタ界が滝翼ドームで沸く中、先日映画を見てきました。。


久々にバックで踊る郁人は見たかったものの、まあ行けない時は行けない。しかたなし。


…で、ずっと見たかった「かぞくのくに」をやっと見てきました。

1970年代、地上の楽園と信じて、帰還事業により多くの人が北朝鮮に渡っていきました。


16歳で北へ渡った兄が病気療養のために非公式で25年ぶりに日本へ帰国。日本で暮らす家族との7日間を描いた作品です。


北で暮らす兄に井浦新さん、日本で暮らす妹を安藤サクラさんが演じています。

私が新卒以来9年過ごした新潟という地は、帰還の船、がでた港があります。
新潟港から、地上の楽園を目指して多くの人が旅立っていきました。


当時の様子は私はわかりません。
新さん演じたソンホのような人が今もたくさん生活しているのでしょう。

ソンホを監視するヤン同志が怒りをぶつける妹リエに返した
「あなたの嫌いな国に私もあなたのお兄さんも、これからも生きていかなくてはならないのです」
という言葉が重かったです。

国家というあまりに大きすぎる存在に対して、いかに個人が無力であるか…複雑な思いになりました。


国交が結ばれていない国に帰るということは、もう会えないということ。

家族の別れが切なく、苦しくてしかたなかったです。

この「かぞくのくに」はアカデミー賞外国語映画賞に日本代表として出品されるとのこと。


ドラマの延長上の映画が大きな興業収入をあげる一方、独自性の強い映画を上演する単館系映画館が次々と姿を消しています。


映画は娯楽。楽しめればいいのですが、今は、映画館で見られなくても、DVDや衛星放送などたくさんの方法で映画に触れることができる時代になりました。

低予算だったり地味でもキラリと光る映画はたくさんあります。
ほんの少しでもそんな映画たちに光が当たることを願ってます。
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